1.ラグランジュポイントのテーマ


2.フィクション

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

僕の肩書きは銀行メン、窓口に座るいつもの午後
スーツ姿は見慣れてきたけど笑顔はぎこちなくなるばかりで。

熱い思いは何処へやら 安定した暮らしは得たも NoNo!
毎日お辞儀ばかりしてたら壁のポスターにまで頭下げていた

あぁ、僕にもう少し勇気があったらなぁ
誰かが決めたルールを跳ね除けるほど勇気があったらなぁ

「夢、希望」って追いかけたって結局掴めないもんかな
理想と現実は別項で 突きつけられた言葉に…待って?
強引な転勤はねぇ!

なんにしても中途半端で悲しいまでにアベレージ男
争いごとを避けて来たから逃げ足の速さには長けている

あぁ、僕にもう少し勇気があったらなぁ
辛くとも充実した日々を選べるほど勇気があったらなぁ

「憧れ」って響きになんでいつも負けてしまうんだろう
強く一歩踏み込んでいけ あえてイバラの道を行こう

いくつもの難関越えて幸せのカギ掴むんだろう
んで、さらに一歩踏み込んでいけ!夢のトビラこじ開ければ…待って?
厳重な警備の上、
単純な金庫じゃねぇ…!

※この物語はフィクションです


3.ガラナ

作詞:大橋卓弥・常田真太郎
作曲:大橋卓弥・常田真太郎

最近体調は悪かないが心臓が高鳴って参っている
炎天下の後押しでもって僕のテンションは急上昇フルテンだ
勇気次第でもうさ、距離なんか自由自在だって燃えている
キッスしたい唇狙ってターゲット絞って急接近してやるんだ!

“要は有言実行”…出来るなら苦労はしねぇ
実際そうはいかんよ? 君を前にしちゃきっと固まってる

肝心なとこでいつだって臆病の虫が泣き出して
一歩前に踏み出せずに情けないぜ 何してんだ!
「伝わんないさ、どうせ無理だ」って決め付けているその前に
カッコなんか気にしなくていいや この想いを止めるな!

大体なんにしたって中途半端 ヘラズ口ばっか吠えている
一体全体欲しいものはなんだ?
優柔不断じゃ勝利なんかもう得られんぞ

もう何回恋してんの?諦めて素通りして
消極的人格を飼いならしてないでここで脱ぎ捨てろ!

成功の影にいつだって憂いはつきものってもんだ
昨日と今日が雨ならば明日はきっと晴れ渡るや
二の足を踏んでちゃ無理だって脳ミソでは解っているのだ
結果ばっか考えなくていいや この想いよ曇るな!

完成した愛の延長線上には栄光と希望に満ちた楽園がある
追い求めた理想を現実に変えていくんだ
ビビるんじゃねーぞ エンジン全開だ!

肝心なことが何かって心臓の奥に問い質して
一歩前に踏み出したら今しかないぜ、叫ぶんだ!
最高潮の恋は熱く実って君の中で弾けるんだ
カッコなんかもうどうだっていいや この想いを止めるな!
この想いよ、負けるな!


4.雫

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

背中にあった翼は君と共に無くした
飛べた頃の記憶は擦り傷の様には消えてくれない

月が丘を行く 夜光虫を引き連れて
手付かずの一日が何も言わずに終わっていく

僕が居なくても地球は回り続ける
君が居ないなら僕の朝はもうやってこない

草むらで転げまわって森の奥で眠った
何度か争いもしたけどそれは全て永遠のため
未来の向こうへ行くため

背中にあった翼は君と共に無くした
飛べた頃の記憶は擦り傷の様には消えてくれない

君を取り戻す そればかり考えていた
時の濁流に押し流されてしまわぬよう

思い出は何も語らない 縋り付くあても無い
残った涙はあと少し きっと君には届かない
最後の雫が、落ちていく

突然夜が弾けた 光が空に飛び散った
堪らず閉じた瞼を開けるとそこに君がいた

背中にあった翼は今やもう必要無い
洗い立ての太陽が僕らを優しく照らしている

これからは大地を踏みしめて
君を抱いて歩いていこう


5.アカツキの詩

作詞:大橋卓弥・常田真太郎
作曲:大橋卓弥・常田真太郎

もう ずいぶん経ったなぁ こんな時間に
現実感もない 寝不足になったような 感じで
天井を見つめながら 君の温度を 思い出していた

多くを 欲しがったら 揺らぐ バランス
崩した向こうには 僕らの抜け殻 と 闇
本当に堕ちていったなぁ 起き上がるのも イヤになるよな

大切にしたくて 言葉で縛って がんじがらめ
絡まった中には 君の影も 見当たらない

守ろうとした 手のひらで 握りつぶしてしまうよ
ただ 君がいればいいのに こらえ切れず こぼしていた
夜が 少し 遠くなっていた

いつだって 茶化しては
からかいあっていた はずなのに いつの間にか
冗談に聞こえなくなって 気付けば 君は 泣き出していた

散々迷ってさ 君が選んだ
サボテンだって そう、簡単に ダメにしてしまったなぁ
愛情を注いでいれば 花も咲く と 信じこんでいた

思えばそうだ 僕は 鏡越しの自分 を見ていた
君が見ていたのは 紛れもなく 僕 だったのに

差し込んだ 月明かりは 僕の前で 消えてくよ
ぎこちなくてもいいから そっと 抱きしめられたなら
夜が ひっそり 座り込んでいた

守ろうとした 手のひらで 握りつぶしてしまうよ
ただ 君さえいればいいのに こらえ切れず こぼしていた
夜が 少し、動き出していた


6.ムーンライトで行こう

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

ムーンライトながら号でまったりとコーヒーを飲む
ウインドウの向こう側 暗い闇の駿河湾だ

たいてい冬の間には日没後
全身見渡せるよオリオン

方針をめぐって専務とトラブル
もう嫌になって少し遠くに逃亡

将来有望って期待されて調子に乗ってた
不甲斐ないなぁ 辛いなぁもう…

快速臨時トレイン 蒲郡越え順調
眠ろうとしたけど カフェインでさえて苦悩

就寝ナイトタイム 思い出に浸ろう
あの子は今どうしてるんだろう?

送電線に沿って走るほど サンデイモーニンへ向かう揺りかご
リクライニングを倒して寝るモード
セミコンパートメントシートがなくなってしまってブルー
つまんないなぁ せまいなぁもう

ムーンライトながら号でそっと帰るカントリーホーム
相変わらずのんびりで、景色も変わっていないや

来週までステイ? そんな悠長なのはノー
着いたらお茶してさっと戻ろう

おばちゃん イビキがものすごいの


7.レモネード

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

ゆっくり溶けていくレモネード それは甘い夢の世界
ああすべて忘れてこのまま二人きりで揺れていたい

表情に出さない君が笑って見えた 狂おしくなる
少し冷えた君の素肌 僕が優しく温めてあげよう

もう誰にも邪魔はできない 終わりの無い愛のスタイル
あふれ出した募る愛情が君の中で光っている

風船を触るように 爪を立てないように
強く抱きしめるたび、かよわい君はしぼんでしまいそうで怖くなる

もう誰にも邪魔はさせない 僕が選ぶ愛のスタイル
あふれ出した僕の欲望が君の中で光っている

白く鈍く光っている


8.ためいき

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

終わらない仕事を持ち帰る
手探りで部屋の灯りをつける

淋しく冷えた空気が いやにまとわりつくんだ
明日までに提出の書類が

電話のベルが部屋に響く
時計はA.M.3時をまわっている

ニギヤカな受話器の向こう おまえも出て来ないかって
明日は確か朝から会議が…

みんな幸せに暮らしているんだろ
あいつも幸せに暮らしているんだろな

いつか目が覚めたら そばに笑いかける君がいて
どんなわがままだって すぐに聞いてあげたくなるんだ

今日の天気でも見ながら
眠りにつく僕のことさ
どうせ、また晴れなんだろ?

みんな幸せに暮らしているんだろう
「一緒になります」ってハガキ送ってくるんだろう

こんな毎日だって それはそれでやってゆけるんだ
こんな毎日だって とくに退屈はしていないんだ

ためいきつく度に幸せが一つ一つ逃げていくらしい
そんなワケないだろ 脅かそうとしてんのかい
ねぇそれってホントのこと?


9.ボクノート

作詞:大橋卓弥・常田真太郎
作曲:大橋卓弥・常田真太郎

耳を澄ますと微かに聞こえる雨の音
思いを綴ろうとここに座って言葉探してる

考えて書いてつまずいて消したら元通り
12時間経って並べたもんは紙クズだった

君に伝えたくて 巧くはいかなくて
募り積もる感情は膨れてゆくだけ
吐き出すこともできずに

今僕の中にある言葉のカケラ
喉の奥、鋭く尖って突き刺さる
キレイじゃなくたって 少しずつだっていいんだ
この痛みをただ形にするんだ

何をしても続かない子供の頃の僕は
「これぞってモノ」って聞かれても答えに困っていた
そんな僕にでも与えられたものがあると言うんなら
迷い立ち止まった自分自身も信じていたいな

僕がいるこの場所は少し窮屈だけど
愛に満ちた表情でぬくもり溢れて
そして君の声がする

足元に投げ捨てたあがいた跡も
もがいてる自分も全部僕だから
抱えている想いをひたすらに叫ぶんだ
その声の先に君がいるんだ

耳を澄ますと確かに聞こえる僕の音
空は泣き止んで雲が切れていく

今僕が紡いでいく言葉のカケラ
一つずつ折り重なって詩(うた)になる
キレイじゃなくたって 少しずつだっていいんだ
光が差し込む

この声が枯れるまで歌い続けて
君に降る悲しみなんか晴らせればいい
ありのままの僕を君に届けたいんだ
探していたものは、目の前にあった


10.Aアングル

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

見つけた 数分の懐かしい顔 笑っている
閉じ込めた思い出が色を付け そっと蘇る

あなたと撮影(まわ)した8mmのメッセージ
未来2人へと届くはずだった
でも、届かなかった

気付けばドアの向こうから わたしを呼ぶ幸せな声
慌ててしまい込むあの時間へ

ありがとう


11.Bアングル

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

新しい街へ行く ムリヤリ片付けて
この部屋もあの店も悲しみも置いていく

捨てようか迷っていた古い缶ケース
手に取ると溶け出した 凍らせたはずの時間

君と撮影(まわ)した8mmのメッセージ
未来の2人へと届くはずだった

でも、届かなかった

かすれたラベルをなぞる
君の文字が愛しい

捨てられない 捨てたくない
僕たちだけの世界

胸のポケットに 押し込んだ


12.8ミリメートル

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

終わっていく3年と8ヶ月
僕たちはお互いを見つけられない
目を閉じれば浮かぶのは君なのに

最初の日 冗談でやってみた
いつからか逢う度に撮影(まわ)してた小さな8ミリカメラ

今ではもうフィルムの中に住む二人だけが
楽しく笑っている

途切れ途切れの僕たちだけの世界
物語はもうこれで終わるんだ
ささやかだけどとても幸せだったんだ
あぁラストシーンは一人きり

いつの日か永遠を誓い合う
その時に流そうと思っていた自分たちへのメッセージ

言い出したのは僕で君は頬を赤らめて
少し照れていたよね

ニ人肩寄せ未来に語りかけた
きっとその瞳は真っ直ぐで
気付けば僕は君の名前を呼んでいた
あぁ抱えた膝が震えている

途切れ途切れの僕たちだけの世界
物語はもうこれで終わるんだ
ささやかだけどとても幸せだったんだ
あぁラストシーンは…

何もかも二度と戻らない君に触れられやしない
堰き止めていたものが崩れていく
閉じ込めていた小さくとも輝く世界

確かに僕たちは、そこにいた


13.藍

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

「愛」どこで誰が創造したもんなんでしょうか 難解なんだね
感情ってどこへ向かうべきもんなんでしょうか そっと教えてよ
飛ぶ鳥は大空を迷うことなく飛べるのに
いったい僕らはどこへ向かうんだろう

恋愛の成功率はね 散々でね いつだって成就しないまま
とはいえ好きになっちゃうんじゃ もう嫌になるよ
どうかいなくなれ こんなんなら存在自体よ消えちまえ
そう思ってどのくらい経つだろう
来週はいつ会えるんだろう

愛すべき人は運命的に決まってるって それが本当なら
視界に入ったものすべて受け入れてしまえばいいんだ
解っちゃいるんだよ
大通りのど真ん中を歩けるような僕じゃないから
大抵足元を気にして生きている

最大の問題点はね 現状じゃね どうしようもない関係だね
そのうえ会いたくなるんじゃ もう嫌になるよ
どうかいなくなれ こんなんなら存在自体よ消えちまえ
そう思ってどのくらい経つだろう

いったい僕らはどこへ向かうんだろう

恋愛の成功率はね 散々でね いつだって成就しないまま
とはいえ好きになっちゃうんじゃ もう嫌になるよ
どうかいなくなれ こんなんなら存在自体よ消えちまえ
そう思ってどのくらい経つだろう

最大の問題点はね 現状じゃね どうしようもない関係だね
そのうえ会いたくなるんじゃ もう嫌になるよ
どうかいなくなれ こんなんなら存在自体消してしまえ
来週はいつ会えるんだろう
ねぇ、僕らいつ会えるの?


14.病院にいく

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

なんだか調子悪いなぁ カラダが重い
体温計をくわえたけど およそ目に見えている

電子音が鳴り響く 動きが止まる
信じられない数字が並ぶ 病院に行かなくちゃ

ふらつきつつペダルこいで商店街を抜ける
日曜日でも診てくれるとこ
確かあの辺りにあったような

意識が少し薄れて 気が付いたら
見覚えのある表札がみえる ここは君のアパート

呼び鈴押して出てきた君 心配そうな顔

「中に入る?」そう聞かれて 頷くと同時に倒れこんだ

夢の中かもしれない 目を開ければ
柔らかなヒザマクラで 僕は寝転んでいた

どんなクスリより、一番効くクスリ


15.飲みに来ないか

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

言葉で汚しあい 譲り合えなかったなぁ
それはタブーだって承知の上 後片付けもせずさよなら
2人会わない日々がもう10日続いてる
このままじゃダメって解る 頭では解ってんだ

君の言葉の節々にいつもトゲがあるから
逆撫でされて気に入らなくて ついカッとなってしまう
ごめんねとすぐに切り出して 飲みに来ないかって誘いたいけど
先に引きさがんのもシャクだな それじゃまさに君の思い通りだ

いつもはとばすのに占いなんて見てさ
「相性32%」―結果にかなり落ちている

かわいくてスタイルも良くて実はすごい彼女だ
野放しにしている場合じゃないや 手遅れになる前に
我慢比べならもういいだろ?朝まで飲み明かして忘れないか
まさかすでにどっかの輩と…そんなバカな 僕の思い過ごしさ…

大切なのはくだらないこのプライドなんかじゃない
君がいなけりゃ何を飲んだところで ほら、味気ない

ごめんねとすぐに謝るのだ!君の文句だってとことん飲むぞ!!
ここで引きさがんのが本当の男らしさ 僕の思う勝利だ
で、また僕は君の思い通りだ


16.双星プロローグ

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

出会いはとある紹介で抱いた印象といえば
ナイスとは言えなくって 散々なものだったみたいだ

お互いに夢描いて上京をしたものの
まだ別々の道を歩いていた

踏み込まれぬよう心にラッピング
会話も物事の輪郭をなぞるばかり すれ違うことすらない感じで

縛られたくないんだ 面倒だ ほっといてくれ!って
うざったい 嫌って 交わろうとしないギャンブラーと
賢く生きたいんだ モットーは一石三鳥のフリーター
そんな二人のラブストーリー

その日は頭数を揃える要員として参加
ゲームなんかもして共通の話題も知った

だがしかしこの都会で暮らす田舎もんにとっちゃ
知り合いができてよかったくらいに思っていた

きっかけはミュージック 意外な急接近
夜通し 盛り上がる日が続く
しばらくすると 同じ部屋で過ごすようになっていた

それでも決めていた ギャンブラーはこれっきりって
さっと ふっと 姿くらます作戦だ
何かが違うって 理想を追いすぎては
またチャンスを逃してしまう

時に人は気まぐれ 心変わり フリーターにロックオン
いきなり会いたくなったなんて 甘い言葉
こうしてストーリーは加速していく

運命のいたずら 惹きあった 二人がほら
やっと ギュッと 人生の手を握り合った
世界は広がってきらめいた 誰よりも輝く星を目指して

幸せは無限大 最高に 痛快なんだ
もしかして これって案外相当無敵だ!?
絶妙なバランスと安心感
まさに二星間のラグランジュポイントとも言える

エピローグはまだまだ、必要ない


17.デザイナーズマンション

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

玄関は広くフルフラットのアメリカンスタイルで
高い天井と濃いダークブラウンのフローリング・リビングルーム
13畳ほどのダイニングにウォルナットのテーブル
窓はわりと大きめで、日当たりも悪くない

代官山に住もう! 立地もいいデザイナーズのマンション
幹線沿いじゃ爆音 静かな高層階がいいの

照明はすべてアンティーク調で統一されている
キッチンまわりはドイツ製のシンクでコーディネート
バスルームの中はホワイトを基調にジャグジーだってある
Ah バブルバスでうたたね 優雅なマイホームライフ

代官山に住もう! 立地もいいデザイナーズのマンション
幹線沿いじゃ爆音 静かな高層階がいいの


18.ゴールデンタイムラバー

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

集中できてないな まだ体が迷っているんだ
震えていたんじゃ コントロールしたってブレるんだ

太陽も勝負運(ツキ)もなんも完全にこっち向いていないが
「やるしかないんだ!」言い聞かせるようにそうつぶやいた

状況は悪いが ただ逃げ出すんじゃ根性ないなぁ
展望はないが 度胸でクリアするしかないや

衝動は抑えたままターゲットとの間隔探れ
必要なもんは勝つプライド

味わうのは勝利の美酒か それとも敗北の苦汁か
そう すべては2つに1つ 操りたい運命の糸

絶好のゴールデンタイム この手で掴め
渾身のポーカーフェイス キメて仕掛けるよ
イリュージョンの世界へ引きずり込んで
際限無いプレッシャーゲーム スルリと抜けて
栄光のボーダーライン 飛び越えるために
ハウメニー? どれくらいの代償がいる?
手放したくないもんはどれ?

ロンよりショウコなんだ 要は結果を出したもんが勝者だ
沈黙は金だ 口が過ぎればバレるんだ

感覚を研ぎ澄まして慎重に流れを読み切れ
現状の勝率 何パーセント?

かち割るのは堅実なゲームセンス 潜む影法師は悪魔か
男ならば 潔く散ってやるくらいの覚悟で挑め

逆境のクラップユアハンズ 奮い立たせて
斬新なファイティングスタイル ギリギリを攻めろ
アテンション!危ないぜ 限界超えて
最高のフェアリーテイル 歴史に刻め
完勝の瞬間を見せつけるために
アーユーレディ? くぐもった迷いなど捨て
バベルの階段をあがれ

女神のように笑みを浮かべる 君の魅力に取りつかれて
誘われるまま堕ちていく
心に住みついた欲望 膨れ上がる果てなき夢
誰も僕を、とめられない

絶好のゴールデンタイム この手で掴め
渾身のポーカーフェイス キメて仕掛けるよ
イリュージョンの世界へ引きずり込んで
際限無いプレッシャーゲーム スルリと抜けて
栄光のボーダーライン 飛び越えるために
ハウメニー? どれくらいの代償がいる?

逆境のクラップユアハンズ 奮い立たせて
斬新なファイティングスタイル ギリギリを攻めろ
アテンション!危ないぜ 限界超えて
最高のフェアリーテイル 歴史に刻め
驚愕の大逆転 華麗に決めるよ
ドゥユーノウ? 運命は奪い取るもの

バベルの頂上に差す太陽(ひ)の光を浴びろ


19.全力少年

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

躓いて、転んでたら置いてかれんだ
泥水の中を今日もよろめきながら進む

汚れちまった僕のセカイ 浮いた話など無い
染み付いた孤独論理、拭えなくなっている

試されてまでもここにいることを決めたのに
呪文のように「仕方ない」とつぶやいていた

積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って
止め処ない血と汗で乾いた脳を潤せ
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった

セカイを開くのは誰だ?

遊ぶこと忘れてたら老いて枯れんだ
ここんとこは仕事オンリー 笑えなくなっている

ガラクタの中に輝いてた物がいっぱいあったろう?
“大切なもの”全て埋もれてしまう前に

さえぎるものはぶっ飛ばして まとわりつくものかわして
止め処ない血と涙で渇いた心臓潤せ
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった

怯えてたら何も生まれない

澱んだ景色に答えを見つけ出すのはもう止めだ!
濁った水も新しい希望(ひかり)ですぐに透み渡っていく

積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って
幾重に重なり合う描いた夢への放物線
紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ

セカイを開くのは僕だ

視界はもう澄み切ってる


20.SL9

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

風も動かない熱帯夜 94年の夏
その夜も寝苦しくって 夢の誘いも来なくて
ふとつけたテレビから流れた信じられないニュース
セミが一度だけ鳴いた

21個の光が何度も映し出されて
聞いたことのない名前の彗星が急降下して
画面に入りきらない木星に衝突したんだ
思わず西の空 見上げた

遠く遥か宇宙から呼びかける
散らかった六畳間への言葉のないメッセージ
夢も希望もどこかリアルじゃなかった僕は
気の抜けた生ぬるいコーラを飲んで明かりを消したんだ

夜空は何も変わんない いつものように見下ろして
歩き出そうとしない僕を臆病モノだと笑う
見えもしないものでも想像して行動すりゃ
望む人の、手の中にある

遠く遥か宇宙から呼びかける
散らかった六畳間への言葉のないメッセージ

感情が走り出す 忘れてた未来へのイメージ
ざわめいた胸の鼓動を抱えて夜が明けていく

遠く遥か
宇宙から
呼びかける


21.虹のレシピ

作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ

インテリジェンスをまとった中身の足りない言葉はいらない
皮を剥いだら味気なくて萎えてしまう

体で感じたいのなら理論(セオリー)よりもグルーヴがルール
くだらないもんを耳に流し込むヒマはない

互いに持ち寄った無数の素材(フレーズ)から選りすぐって
悲しみ味わった涙のスパイスを少々加えてみたら

響くよ 丸いレインボゥ 音速の彼方
この行間の想いをL-Rで感じさせて
鳴らすよ クリアなサウンド ジャンルを超えて
届けたいな 全部覚えて無くてもいいから
落とさずに持っていてよ

時には熟すまで寝かすのも重要だ
かき混ぜるタイミングは経験と感覚次第

見た目が気になってなにかと飾り付けてしまうけど
本質はいつだってつまんないプライドの影に身を潜めている

飛ばすよ 回るレインボゥ 意識の彼方
中心はブレないで 永遠に奏でてよ
歌うよ 跳ねるラインを 高くても辛くても
諦めんな 少しズルしてもいいから
君の声が必要

響くよ 丸いレインボゥ 音速の彼方
この行間の思いをL-Rで感じさせて
鳴らすよ クリアなサウンド ジャンルを超えて
届けたいな 全部覚えてなくてもいいから

上げるよ さらにゲインを 無限の彼方
君の住んでる街を瞬く間に包んで
伝えよう 高鳴る振動 空気を震わして
メロディが降り注ぐよ

確かに光輝く、七色